昨夜、石川県能登地方で最大震度5弱の地震があり富山県内では氷見市など5つの市で最大震度4を観測しました。

気象庁によりますと、きのう午後10時47分ごろ、石川県能登地方で最大震度5弱の地震がありました。

震源地は石川県西方沖で、震源の深さは7キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.6と推定されています。

県内では震度4が富山市、高岡市、氷見市、小矢部市、射水市、震度3を、その他の市町村で観測しました。

吉田颯人記者
「県内で震度4を観測した氷見市では、住民が不安な夜を過ごしました」

氷見市姿地区の住民
「やっぱりきのうみたいな地震が起きたら、その後にもっとひどい地震が来たらと、そんな気持ちが先に立って」

「びっくりして起きた。自分の家が壊れなければいいと思ってテレビを見ていた」

気象庁は、ことし元日の能登半島地震に伴う一連の活動としていて、およそ1週間、同じ程度の地震に注意するよう呼びかけています。

北陸電力によりますと、石川県志賀町の志賀原発に異常は確認されていません。

北陸新幹線は、一時的な停電が発生し、線路の点検のためきょう午前2時半ごろまで富山駅と金沢駅の間で運転を見合わせました。

このため、上下線合わせて6本に最大でおよそ4時間の遅れが出ました。きょうは北陸エリアのJR各線で始発から平常通り運転しています。

あいの風とやま鉄道、地鉄、富山市内の路面電車万葉線も平常通り運転しています。富山発着の空の便も平常通り運航しています。