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愛知・岐阜・三重は約28万件以上の被害、NTT西日本・子会社が約900万件の個人情報を不正流出…私たちがとるべき対策と行動とは

2023年10月18日 18:07
愛知・岐阜・三重は約28万件以上の被害、NTT西日本・子会社が約900万件の個人情報を不正流出…私たちがとるべき対策と行動とは

NTT西日本の子会社「NTTビジネスソリューションズ」にて、約900万件の個人情報が不正流出。愛知・岐阜・三重では、約28万件以上の個人情報の流出が判明している。(10月18日午後3時半時点)情報の一部が名簿業者に流出した可能性もあり、注意が必要だ。不審な電話がかかってきた時、私たちがとるべき行動とは…。

東海3県は約28万2400件の個人情報が流出

NTT西日本の子会社「NTTビジネスソリューションズ」から流出したのは、59の企業や自治体などが持つ約900万件の個人情報。東海3件の流出件数は、愛知県は豊橋市・小牧市・みよし市・半田市・稲沢市で約7万件 、岐阜県は岐阜市・大垣市・羽島市など26市町などで約18万件 、三重県は四日市市・鈴鹿市・亀山市など16市町などで 約3万2400件、合計約28万2400件。特定健診未受診者などの氏名や住所、電話番号などが流出している。情報の一部が名簿業者に流出した可能性もあり、岐阜県国民健康保険団体連合会によると、健康保険の特定健診を受けていない人へ受診を促す連絡が届くなどの個人情報の流出が確認されている。

不審な電話は「着信拒否」で危険を回避

名簿業者に売られた個人情報はどうなってしまうのか。情報セキュリティーに詳しい三上洋さんは、「(個人情報は)一度流出してしまうと取り戻す、流出を阻止するということが、とても難しい。さらに、他の名簿業者へ転売が行われる可能性もある」と流出の“二次被害”を懸念する。もし、不審な電話がかかってきた時、私たちはどのような対応をするべきなのか。三上さん曰く、「電話の場合は、着信拒否をする」ことが最初できる対応。それでも、色々な番号から電話がかかってくる場合は、“どこからこの情報を得たか?”を聞くことは意味があるという。その場合、相手からの質問に対して安易に答えないことが重要だ。

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