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豊橋市で「マイクログリッド」お披露目 大規模災害時の長期停電時に避難所などに電力供給

2024年5月16日 19:00
豊橋市で「マイクログリッド」お披露目 大規模災害時の長期停電時に避難所などに電力供給
大規模災害の停電時に、民間の工場の太陽光パネルで発電した電力を、既存の配電網を使って、自治体の避難所などに供給する取り組みが愛知県豊橋市ではじまりました。

この取り組みは「豊橋マイクログリッド」と呼ばれ、愛知県豊橋市に本社のある武蔵精密工業と、豊橋市、中部電力パワーグリッドが協力して運用します。

大規模な災害時に電力会社からの電気が停まり、復旧するまで長期化が予想される場合に武蔵精密工業の工場に設置した太陽光パネルで発電された電力を、蓄電池から中部電力パワーグリッドの配電網を利用して一定区域内に、供給することができるシステムで、市の避難所1か所と周辺民家25世帯などに平時と変わらない電力を最大5日間ほど供給できるということです。

豊橋市の浅井由崇市長は、「非常に先進的なプロジェクトなので、いざという時に確実に機能できるような体制に整備していくことが大事」などと話していました。

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