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南海トラフ地震の被害想定公表 約10年ぶり公表 名古屋市や豊田市など広範囲で最大震度7 尾鷲市は最短3分で1メートルの津波到達予想

2025年3月31日 3:02
南海トラフ地震の被害想定公表 約10年ぶり公表 名古屋市や豊田市など広範囲で最大震度7 尾鷲市は最短3分で1メートルの津波到達予想
国は、約10年ぶりに南海トラフ地震の被害想定を公表しました。新たに災害関連死の想定が盛り込まれ、最大で5万2000人に上ると推計されています。

南海トラフ地震の新たな被害想定をまとめた報告書は、31日午前、坂井防災担当大臣に手渡されました。

名古屋市や豊田市など広い範囲で震度7、三重県尾鷲市で、最短3分で1メートルの津波が到達などとなっています。

死者数は最大で、三重2万9000人、愛知1万9000人、岐阜300人で、避難タワーや防潮堤の整備など対策が進んでいることから、前回の想定から減っています。

また、今回初めて「災害関連死」の人数が盛り込まれ、全国で最大2万6000人から5万2000人に上ると推計されています。

いずれも最悪のケースで、国は津波発生時の避難など対策をとることで、被害を大幅に減らすことができるとしています。
最終更新日:2025年3月31日 3:02
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