市内11か所に「浸水センサー」設置 リアルタイムで浸水状況を把握 通行止め措置も迅速に 愛知・豊橋市
豊橋市ではこれまで、市民からの通報や職員のパトロールによって浸水を把握していたため、通行止めなどの対応までに時間を要することが課題となっていました。
この課題解決に向けて市は、国土交通省が実施している浸水センサー実証実験へ参画。浸水センサーを設置することでリアルタイムに浸水状況を把握することが可能になり、通行止めの措置が迅速にできるようになるということです。
設置される浸水センサーは、10~15センチほどの小型サイズで、5年程度は電池交換なども不要な長寿命のモデル。浸水センサーの底部が一定時間水に浸かると通知が届く仕組みになっています。
豊橋市では川の水位が地面まで10~15センチに迫った時点で交通規制を行っていますが、市の担当者によると、今回浸水センサーが設置されるのは、年1~2回ほど浸水による通行止めを行っていた場所だということです。
8月中には、市内11か所に13基が設置される予定となっていて、市は浸水センサー設置の効果について「道路の通行止めを迅速に行うことで、道路利用者の安全確保が可能になる」としています。