国連安保理 ロシアのウクライナ侵攻1000日に合わせて会合
ロシアによるウクライナ侵攻から1000日となるのに合わせて、国連の安全保障理事会が会合を開き、対応を協議しました。
国連の安保理会合はロシアによるウクライナ侵攻から19日で1000日となるのに合わせて開かれました。
ディカルロ事務次長は「ウクライナ国民にとって、広範囲にわたる死と破壊、絶望の日々が続いた1000日間だ」と述べ、これまでに600人以上の子どもを含む、少なくとも1万2164人の民間人が死亡したと明らかにしました。ただ、実際の死者数は、これよりもはるかに多いとみられています。
会合にはウクライナのシビハ外相も出席し、「プーチンが望んでいるのは、平和ではなく戦争だ」と強く非難するとともに、機能不全に陥る安保理には改革が必要だと訴えました。
一方、ロシアの国連大使は、アメリカがウクライナに対し、長距離ミサイルを使用してロシア領内を攻撃することを容認したと報じられたことについて、「自殺行為だ。ヨーロッパ全体を深刻な結果へと引きずりこもうとしている」と、けん制しました。