岸田首相、「未来サミット」で国連安保理改革、「核兵器のない世界」に向け訴え
アメリカ訪問中の岸田首相は国連本部で行われている、「未来サミット」で演説し、ウクライナ侵攻などをめぐって機能不全が指摘される国連安全保障理事会の改革を訴えました。
岸田首相「大多数の国が常任・非常任(理事国)の双方拡大を支持し、そして安保理が国際の平和と安全に果たす役割や信頼回復の必要性を痛感しています。来年は国連創設80周年です。安保理改革に向け具体的な行動を進めるべきです」
岸田首相はまた、「力による一方的な現状変更の試みは許されない」と指摘し「法の支配」の重要性を強調しました。
その上で、核軍縮をめぐる情勢は一層厳しさを増していると指摘する一方で「核兵器のない世界」に向けた歩みを止めるわけにはいかないと訴えました。