日本主催の国連安保理会合開催、核の脅威高まる中「核軍縮・不拡散」がテーマ
ロシアによるウクライナ侵攻などをめぐり、核の脅威が高まる中、国連の安全保障理事会は18日、「核軍縮・不拡散」をテーマとした会合を開きました。
「核軍縮・不拡散」をテーマとした安保理会合は、今月の議長国を務める日本が主催したもので、上川外相が議長として出席しました。
上川外相は演説で、ロシアによる核の威嚇や、北朝鮮の核・ミサイル開発を非難したほか、中国などを念頭に「特定の国による核戦力の急速な増強は、核軍拡競争に火をつける可能性がある」と指摘しました。
また、国連のグテーレス事務総長は、核戦争のリスクが高まっているとして核軍縮の必要性を訴えました。
グテーレス事務総長「我々は地政学的な緊張と不信によって、核戦争のリスクが過去数十年で最も高まっている中で集まっている。今こそ軍縮が必要だ」
また、事務総長は広島、長崎の被爆者について「平和を伝える最も偉大な生き証人だ」と、たたえました。