「未来サミット」開幕 気候変動や国連改革など議論
アメリカ・ニューヨークの国連本部で22日、気候変動など地球規模の課題や国連改革を議論する首脳級会合「未来サミット」が開幕しました。
国連・グテーレス事務総長
「我々の世界は軌道を外れつつある。軌道修正には厳しい決断を必要とするため、このサミットを招集した」
ニューヨークの国連本部で開幕した「未来サミット」は、気候変動や貧困など地球規模の課題や国連改革を議論するもので、23日まで2日間にわたり行われます。
サミットの冒頭、機能不全が指摘されている安全保障理事会について、「緊急の改革が必要」と明記した成果文書「未来のための協定」を採択しました。
協定では、常任理事国による拒否権行使を制限することや安保理理事国を拡大することなどが必要と指摘されています。また、急速に開発が進むAI=人工知能について、リスクなどを分析し提言する専門家パネルを国連に設置することなども盛り込まれています。