第79回国連総会が開幕 ガザ地区の戦闘、ウクライナ侵攻、気候変動などが主なテーマ
アメリカ・ニューヨークの国連本部で10日、第79回国連総会が開幕しました。パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘やロシアによるウクライナ侵攻、気候変動などが主なテーマとなります。
フィレモン・ヤン国連総会議長「私たちの世界は多くの課題に直面している。気候変動は地球を荒廃させ、無数の生命と社会を危険にさらしている。スーダンからハイチ、ウクライナからガザ地区まで、紛争と武力暴力は激化し、死の痕跡を残している」
国連本部で開幕した第79回国連総会は、ガザ地区で続く戦闘やウクライナ侵攻、気候変動などが主なテーマとなり、今月24日からは各国の首脳らによる一般討論演説が行われます。
ガザ情勢をめぐり対立するパレスチナ自治政府のアッバス議長とイスラエルのネタニヤフ首相は、ともに26日に演説する予定で、国連本部周辺でイスラエルへの抗議デモが活発化するのは必至です。
また、25日には安全保障理事会でウクライナ侵攻やガザ情勢を念頭に平和を協議する首脳級会合が開かれる予定です。