国連総会の各国首脳演説、イスラエルのネタニヤフ首相ら出席予定
9月にアメリカ・ニューヨークで行われる国連総会の各国首脳演説で、NNNが入手した国連の内部資料によると、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルのネタニヤフ首相らが出席する予定であることがわかりました。
ニューヨークの国連本部では、毎年9月に各国の首脳らが集まり、外交政策をアピールする一般討論演説が行われます。今年はイスラエルによる攻撃が続くガザ情勢や、長期化しているロシアによるウクライナ侵攻、気候変動などが焦点になるとみられています。
NNNが入手した5日付の演説者リストによると、3日目となる9月26日にイスラエルのネタニヤフ首相が演説を行う予定であることがわかりました。
ネタニヤフ氏をめぐっては、ICC(=国際刑事裁判所)が戦争犯罪などの疑いで逮捕状を請求していますが、アメリカはICCに加盟していないため、逮捕状が出てもネタニヤフ氏がアメリカで身柄を拘束されることはありません。
演説でネタニヤフ氏はガザ地区への攻撃について正当性を主張するものとみられ、国連本部の周辺でイスラエルへの抗議デモが活発化するのは必至です。
国連総会には、ロシアによる侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領も去年に続き出席する予定です。ロシアの出席者はプーチン大統領ではなく大臣級の予定で、ラブロフ外相が出席するものとみられます。