グテーレス国連事務総長、ガザ地区のポリオまん延に即時停戦訴え
国連のグテーレス事務総長は16日、パレスチナ自治区ガザ地区で検出されたポリオウイルスの感染拡大を防ぐために、人道的な即時停戦が必要だと訴えました。
国連のグテーレス事務総長は16日、ガザ地区でポリオウイルスがまん延し、何十万人もの子どもたちが危険にさらされていると警告した上で、感染拡大を防ぐために人道的な即時停戦が必要だと訴えました。
グテーレス事務総長「ポリオの究極のワクチンは、平和と人道的な即時停戦だ」
ポリオウイルスは汚染された水などを介して感染し、重症化すると、麻痺や死亡に至る感染力の強いウイルスです。
国連はガザ地区で暮らす10歳未満の子ども64万人以上を対象に、ワクチン接種の準備を進めているとしています。
こうした中、ロイター通信によりますと、パレスチナの保健当局は16日、声明を発表し、ガザ地区のデイルアルバラで予防接種を受けていなかった生後10か月の乳児が、ポリオに感染したことが確認されたと明らかにしました。