国連安保理が緊急会合 イスラエルから連日攻撃受け対応協議
レバノンの平和維持を担う国連レバノン暫定軍が、連日、イスラエルからの攻撃を受けていることをめぐり、国連安全保障理事会は14日、緊急会合を開き対応を協議しました。
イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラによる戦闘が続くレバノン南部では、今月10日以降、イスラエルによる攻撃で国連レバノン暫定軍の平和維持要員が相次いで負傷しています。
国際社会のイスラエルへの批判が高まる中、国連安保理は14日、非公開の緊急会合を開き、終了後に報道声明を発表しました。
国連安保理・議長国スイス ベリスビル国連大使
「安保理は、すべての当事者に対し、国連レバノン暫定軍の要員と施設の安全を尊重するよう強く促した。安保理は、国連平和維持要員と国連施設を決して攻撃目標にしてはならないことを改めて確認した」
一方、イスラエルのダノン国連大使は、声明で、国連レバノン暫定軍によるヒズボラへの対応を非難した上で、「自国民を守るために必要なことは何でもやり続ける」と強調しました。