職員の死亡うけ「撤退する勇気を」登山者に呼びかけ 遭難の男性警視が死亡、低体温症か 三重・松阪市
三重県松阪市で登山中に行方不明となっていた男性警察官が発見され、死亡が確認されました。警察は登山者に対し「撤退する勇気を持ってほしい」などと呼びかけています。
死亡したのは三重県警本部・地域課の花田一真警視(56)です。
県警によりますと花田警視は24日、松阪市の木梶山・赤ゾレ山に1人で登山に出かけ、その後行方不明となっていました。
26日午後、登山道で心肺停止の状態で倒れている花田警視が見つかり、その後死亡が確認されました。死因は低体温症とみられています。
三重県警本部・地域課の中林浩之次長は「当課の職員がこのようなことになり大変心を痛めております」などとコメントしています。
またこれから登山をする人に対し、通信手段やバッテリー、防寒具を確保することや、登山中には「撤退する勇気を持ってほしい」などと呼びかけています。