知床沖観光船沈没から2か月 行方不明者の捜索続く
北海道知床沖の観光船沈没事故から23日で2か月となり、海岸沿いでは行方不明者の捜索が行われました。
静かに黙とうをささげる北海道警の職員たち。知床沖の観光船沈没事故では14人が死亡、12人が行方不明となっています。
事故2か月を迎えた23日も根室市内の海岸周辺で集中捜索を行いました。これまでのところ、新たな手がかりは見つかっていません。
また、斜里町役場に設けられている献花台では23日も祈りをささげる人の姿がありました。
斜里町民「皆さん大変ですよね。早く見つかってほしいです」
一方、斜里町では23日、定例議会が開かれました。
「海難事故基金条例の制定について、異議なしと認めます。原案の通り可決されました」
全国からの寄付金を捜索活動などにあてる基金条例が制定されました。斜里町には先月末までにふるさと納税を通じた寄付金がおよそ1200万円寄せられていて、今後は行方不明者の捜索活動や観光の安全対策事業などにあてられます。