知床沖観光船沈没 船底の仕切りに人の通り道となる穴か 一気に浸水広がった可能性も
知床沖の観光船沈没事故で、海上保安庁は、2日も桂田社長立ち会いのもと捜査を行っています。そのなか観光船の船底にある仕切りに人の通り道となる穴が開いていたことが関係者への取材で明らかになりました。
網走港に1日、陸揚げされた観光船「KAZU 1」は、2日も桂田社長立ち会いのもと海上保安庁による捜査が続いています。
そのなか、複数の関係者への取材で「KAZU 1」の船底にあるすべての間仕切りに人の通り道となる60センチ四方の穴が開いていたことがわかりました。
通常、仕切りは他のスペースに浸水しないよう設置されているということです。
事故当時、穴を塞いでいたかについてはわかっていませんが、この穴によって一気に船底全体に浸水が広がった可能性があるということです。
海上保安庁は、引き続き押収した船体について捜査を進めています。