先月、東急東横線の日吉駅構内で線路から発煙し、長時間運転を見合わせたトラブルについて東急電鉄はレールのつなぎ目にある「絶縁部」がショートして焼損したことが原因であると発表しました。

このトラブルは先月31日の朝、横浜市港北区の東急東横線・日吉駅構内で線路から発煙し東横線をはじめ、目黒線や東急新横浜線がおよそ6時間にわたって運転を見合わせたものです。

東急電鉄は、16日会見を開き東横線と東急新横浜線をつなぐレールのつなぎ目にある「絶縁部」がショートして焼損したことが原因であると発表しました。

東急電鉄では路線ごとに異なる電気回路を使用しているためレールに流れる電気の電圧が異なるということです。このため異なる路線をつなぐレールではつなぎ目を電車が通るたびに火花が発生するものの、トラブルがおきた現場ではこの火花が想定以上に発生し続けたということです。

東急電鉄は、それぞれの路線を導線で接続して電圧の差を減らす改修工事をおこなったほか、電圧が異なるレールがつながっている別の8か所についても今月中に再点検を終わらせるとしています。

東急電鉄は今年3月、新たに東急新横浜線を開業させて、相模鉄道と相互直通運転を開始しましたが今回、発煙があった日吉駅構内の線路は、東急新横浜線から東横線に接続するため新たに設置されたものです。