中学校から銅線ケーブル“窃盗”か…カンボジア国籍の男3人逮捕
さいたま市の中学校から銅線ケーブルを盗んだとして11日、カンボジア人の男3人が逮捕されました。この中学校ではケーブルが盗まれた影響で停電し、給食が中止となっていました。
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11日、窃盗の疑いで逮捕されたのはカンボジア国籍の男、井上真ことチア・レット容疑者(39)と、同じくカンボジア国籍のチョン・ソクニー容疑者(29)、エアン・ソクポット容疑者(28)の3人。
大町怜央フィールドキャスター
「こちらの学校では約55メートルの銅線が盗まれたということです」
警察によると3人は今年6月、さいたま市の公立中学校に侵入し、銅線ケーブル4本、あわせて約55メートルを盗んだ疑いがもたれています。
通報したのは校舎の異常を検知した警備会社でした。
警備員からの通報
「マンホールの数か所が開けられ、中から配線が出されて切断されている」
市の教育委員会によると、プールの更衣室の壁に設置されたケーブルやマンホール内のケーブルが盗まれたということです。
時価合計は約29万8000円相当。地下に設置された銅線さえも盗まれた今回の事件。警察によると、フェンスを乗り越えて学校に侵入したとみられる3人。すると、まずは学校全体に電気を送っている分電盤を囲む金網を破壊。銅線ケーブルを盗む際に感電しないため分電盤の配線を切断し、犯行に及んだとみられています。
この影響で一時、学校全体が停電。当日の給食が中止されたほか、短縮授業に変更されました。翌日には復旧作業が完了し、通常の授業を再開できたということですが、修繕には500万円ほどかかる見込みだということです。
警察は3人が同様の犯行を繰り返していたとみて調べています。
(11月11日放送『news zero』より)