事件示唆した手紙、岡山の演説会場の近くで投函されたか
安倍元総理大臣が銃で撃たれ死亡した事件で、逮捕された男が出したとされる事件を示唆した手紙は、前日に岡山市内の演説会場の近くで投函(とうかん)されたとみられることが分かりました。
山上徹也容疑者は、旧統一教会に恨みを募らせたうえ犯行に及んだとみられていて、事件の直前に送ったとされる手紙には、犯行を示唆する内容などが記されていました。
その後の警察の調べで、事件前日の7日、岡山市で安倍元総理が演説した会場の近くのコンビニエンスストアで、山上容疑者に似た男が手紙を投函した姿が、店の防犯カメラに映っていたことが分かりました。会場に向かう前で、このあと岡山での犯行をあきらめたとみられます。
また、山上容疑者は、安倍元総理の演説先をスマートフォンで確認し、岡山への新幹線の切符を演説の前日の6日に購入したことも分かり、警察は、周到に用意を進めていたとみて、事件に至る詳しいいきさつを調べています。
一方、事件が起きた現場には、3連休最終日の18日も、花を手向けに来る人の列が絶えませんでした。献花台は、19日朝に撤去されることになっています。