安倍元総理銃撃 奈良での遊説…「前日、自民党HPで知った」「今月に入り犯行を最終的に決意」
安倍元総理が銃撃され死亡した事件で、逮捕された男は、奈良での遊説について、「前日に自民党のホームページで知った」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
山上徹也容疑者は、警察のこれまでの調べで、事件の前日、安倍元総理の遊説先だった岡山市に行ったことがわかっています。
山上容疑者は、「警護が厳しく、犯行をあきらめた」という趣旨の話をしていて、その後の調べで、山上容疑者は安倍元総理の奈良での遊説について、「岡山からの帰りの新幹線で、自民党のホームページを見て知った」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
また、「生活に困窮し、今月に入って犯行を最終的に決意した」という趣旨の供述をしていることも新たにわかり、警察は、安倍元総理と旧統一教会との間につながりがあると思い、殺意の矛先を安倍元総理へと向けたとみて詳しい動機を調べています。
一方、山上容疑者とみられる人物が、事件の直前、旧統一教会の活動を批判するブログを運営している男性に、手紙を送っていたことが新たに分かりました。過去にも何度かブログに書き込みがあったということで、警察がかかわりを調べています。