スシローがまた“謝罪” キャンペーン前に“ビール半額”のポスター 先月には「おとり広告」で…
回転寿司チェーンのスシローが、また、キャンペーンを巡って謝罪する事態となりました。「生ビール半額キャンペーン」の広告を、一部の店で開始日より前に張り出し、客に誤解を与えていたということです。
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「何杯飲んでも生ビール半額」、13日から、回転寿司チェーン「スシロー」の半額キャンペーンがスタートしました。
「ジョッキ半額みたいになってました」
「家内が飲みますので、非常に喜んでました」
ビール好きにはたまらないこのキャンペーンをめぐり、スシローの運営会社「あきんどスシロー」は13日、ホームページに謝罪文を掲載しました。
あきんどスシロー
「一部の店舗にて、キャンペーン開始前に店頭に掲出していたことが判明いたしました」
少なくとも全国の31店舗で、ビール半額のポスターを開始前に張り出していたといいます。
開始前日の12日、Twitterには、「半額ってあったから注文して会計が半額されてなくて確認したら『これは予告であって今は実施していない』とのこと。フェアの開始日書いてないのに席に貼られてたら、今実施中と思うのが普通では」といった内容が投稿されていました。
スシローの運営会社は、この投稿を把握していて、事実確認を進めているといいます。
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店内で開始日がないポスターを見たらどう思うか、街の人に聞いてみました。
「『始まったのかな』と思いますよね」
「28日までと表示があれば、きょうからこの値段だろうなと思う」
期間限定のキャンペーンをめぐり起きた、今回のトラブル。スシローは先月6日にも、消費者庁などから「おとり広告」で指摘をうけたばかりでした。
当時、ウニなどを使った商品を期間限定として、CMなどで広告していましたが、実際には、全国の店舗の9割以上で売られていない日があったのです。
消費者庁は、スシローの運営会社に景品表示法違反として、再発防止命令を出していました。それから1か月あまりで、今回の問題が起きました。
「ちょっと2回あるのはね、それは気にしますよね」
あきんどスシローは、ポスターを見て半額だと思いビールを購入した客に「差額の264円を返金する」として、店舗までレシートを持参するよう呼びかけています。