北陸で「春一番」 今年全国初の発表 去年より5日早く
新潟地方気象台は、15日午前10時すぎ、北陸で「春一番」が吹いたと発表しました。去年の2月20日と比べて5日早い発表です。
「春一番」とは、冬から春へと季節が変わる時期に初めて吹く、暖かな南よりの強い風のことで、発表の基準は各地方によって異なり、北陸地方では、
(1)「立春」から「春分の日」の間であること。
(2)日本海で低気圧が発達すること。
(3)新潟、富山、金沢、福井のいずれかの気象台で風速(10分平均値)が10m/s以上の南成分(ESE~WSW)の風が観測された場合。かつ、上の気象台を除く新潟、富山、金沢、福井のいずれかの気象台で風速(10分平均値)6m/s以上の南成分(ESE~WSW)の風が観測された場合。
(4)最高気温が前日より高いかほぼ同じになること。
という基準が設けられています。
15日は日本海を低気圧が発達しながら東よりに進んでいて、北陸地方ではやや強い南よりの風が吹きました。また、最高気温は14日より高くなるところが多くなりそうです。
ただ、日本海にある低気圧や上空の寒気の影響で、北陸地方では次第に雨や雪の範囲が広がり、このあと17日にかけては大雪となるおそれがあります。
警報級の大雪となり、積雪が急増するおそれもありますので、交通障害などに十分な注意をしてください。