消防などによりますと、埼玉県川口市で18日午後8時半前、「爆発してガラスなどが飛び散っている」との119番通報がありました。

爆発があった現場から中継です。

爆発があったマンションの一室のベランダの外壁は大きく吹き飛んでいて、黒く焦げたような跡もみられます。部屋の中には家具のようなものが見えますが、元の形がわからないほど、ひしゃげてしまっています。

警察によりますと、ケガ人はガラスなどの破片に当たった人も含めて多数にのぼるということです。その中の1人でケガをしたという男性は意識があり、会話ができる状態だということです。

通報があったのは、18日午後8時半前ということですが、午後11時をすぎた今も広い範囲に規制線が張られていて、現場のマンション周辺を囲むように、ポンプ車や消防車両、警察の車両などが多数集まっています。

爆発の影響でしょうか、足元をみてみますと、道路の広範囲にガラスの破片などが散らばっているのがわかります。

この周辺を歩いてみますと、中には3センチ以上の破片があるものも見られました。またカーテンレールのような大きなものや、ハンガーのようなものも確認することができました。爆発の規模の大きさがうかがえるものとなっていました。

マンションの住人によりますと、消防がマンションの部屋を1部屋ずつ訪れ、「安全とは言い切れない」として、1階に集まるよう指示があったということです。

──臭いがするという通報があったということですが、今は臭いは感じますか？

こちらに到着したのは1時間半ほど前だったのですが、そのときから特に焦げた臭いなどは感じませんでした。

ただ、周辺の飲食店で食事をしていたという人は「突然大きな爆発音がして、近くに来てみたら、このような状況になっていた」と驚かれた様子でした。

（7月18日放送『news zero』より）