“小型船事故で海転落”想定 海保、乗客救助訓練
北海道・知床半島沖で発生した観光船沈没事故を受け、海上保安庁は、小型船の事故時に乗客を救助する訓練を行いました。
10日の訓練は、水上バスが水中の障害物と衝突し多数のけが人がでたうえ、乗客1人が海中に転落したという想定で行われました。
救助のため船を水上バスに横付けする際、接近しすぎると水上バスの窓ガラスが割れる恐れがあるほか、安全に降りられる場所を確保する必要があり、救助には操船技術が求められるといいます。
訓練には、海上保安庁のほか東京消防庁などの船、あわせて14隻が参加し、負傷者を迅速に搬送するための連携確認も行われました。
海上保安庁は、「関係機関との連携・協力体制を万全にしたうえで、救助に全力を尽くす」としています。