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JAL機は379人全員が脱出、海保機は乗員6人のうち5人の死亡確認 航空機衝突

2024年1月2日 22:20
JAL機は379人全員が脱出、海保機は乗員6人のうち5人の死亡確認 航空機衝突
2日、東京・羽田空港で、着陸しようとした日本航空の旅客機と、海上保安庁の航空機が滑走路上で衝突しました。日航機はその後、滑走路上で炎上し、乗客・乗員379人全員が脱出しました。一方、海上保安庁機は乗員6人のうち5人の死亡が確認されています。

2日午後5時50分ごろ、東京・羽田空港のC滑走路で、着陸しようとしていた新千歳空港発の日本航空516便と、海上保安庁の飛行機が衝突しました。日航機はエアバスA350型機で火を上げながら滑走し、滑走路上でその後、炎上しましたが、乗員12人と乗客367人は全員機外に脱出しました。東京消防庁によりますと、このうち17人がケガなどをして順次、病院に搬送されているということです。

着陸時の映像からは日航機の着陸とともに赤く大きな炎が上がっており、この時に衝突したものとみられます。

一方、海上保安庁の航空機には6人が乗っていて、乗員5人はその場で死亡が確認されました。機長は自力で脱出し病院に搬送されましたが、重傷だということです。

海上保安庁の航空機はボンバルディアDHC-8型機のMA722で、1日に発生した能登半島地震の被災地に物資を届けるために新潟空港に向かう途中だったということです。

国土交通省によりますと、日本航空516便はC滑走路に南側から着陸しようとしていて、その際、滑走路上に海上保安庁の機体があって衝突したということです。その後、516便はC滑走路の北側で停止したのち炎上したということです。当時、管制官とどのようなやりとりがあったかなど事故の詳細や原因については確認中としています。

羽田空港では現在も日航機の消火活動が続き、事故の発生したC滑走路は閉鎖されていますが、国土交通省によりますと、それ以外のA、B、Dの滑走路は午後9時30分に運用を再開したということです。