“K-POPアイドルに会いたい” 韓国への「短期訪問ビザ」申請を開始…行列も
1日から、韓国への観光での渡航が可能になる「短期訪問ビザ」の申請が東京などで始まり、ビザの窓口には数百人の長い列ができました。こうした中、航空業界にも徐々に明るい兆しが見え、全日空は、新型コロナの影響で中止していた「総合職」の新卒採用を3年ぶりに再開し、1日から、オンラインでの面接試験が始まりました。
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韓国では、1日から外国人観光客の受け入れを約2年ぶりに再開し、東京などで、短期訪問ビザの申請が始まりました。
東京都港区にある韓国大使館・領事部の前には、5月31日の夕方から人が並び始めたということで、1日午前10時時点で、約400人の行列ができていました。
ビザ申請に来た人
「こんなに並ぶとは思ってなかったので、びっくりしました」
みなさん、会いたい人たちがいるようです。
ビザ申請に来た人
「好きなK-POPアイドルに会いたい」
「韓国にいる彼氏に会えなくなっちゃったので、2年5か月ぶりに会えるのでワクワク。すごく会いたかったので」
1日は受け付け時間を延長し対応しましたが、申請が集中したため、途中で打ち切りになりました。
ビザ申請に来た人
「整理券もらえずに、きょうビザ申請できませんでした。やっといけるようになって、そりゃあうれしいですよ。何時でも私は並んで行きたい」
東京や大阪では、ビザの発給までに3週間から4週間かかるということです。
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こうした動きをうけ、航空業界にも徐々に明るい兆しが見えてきました。
面接官
「ANAを志望された理由は?」
全日空は、新型コロナウイルスの影響で経営が悪化したことから中止していた「総合職」の新卒採用を3年ぶりに再開し、1日から、オンラインでの面接試験が始まりました。
ANA人事部 片桐伸樹担当部長
「ここ直近で大きく取り巻く環境も変わってきまして、今後の需要に対応していくため、採用再開を判断しました」
過去2年、採用がなかったことから、卒業後3年以内までが対象で、総合職は55人ほど採用予定です。
一方で、客室乗務員については、国際線の需要回復が不透明なため、採用は見送っているということです。