韓国 外国人観光客ら対象ビザ…来月から発給再開
韓国政府はおよそ2年前から中断していた外国人観光客らを対象にした短期訪問ビザについて、来月1日から発給を再開すると発表しました。日本人も対象に含むということです。
韓国の法務省は19日、外国人観光客らへの短期訪問ビザの発給を、来月1日からおよそ2年ぶりに再開すると発表しました。
新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、これまで短期訪問ビザは外交や投資などの目的に限られていましたが、今回の措置で個人観光や知人の訪問、会議への参加などにも対象を拡大します。効力が停止されていた数次ビザについても有効期限内であれば使用が可能になるということです。
韓国の法務省と外務省は今回の措置について、日本人も対象になると説明しています。停止している日本との「ビザ免除措置」については再開の具体的なメドは立っていませんが、ビザ取得を条件に観光目的での渡航が再開することになります。
また、中断していた東京の羽田空港とソウルの金浦空港の直行便についても、来月の再開に向けて両国で最終調整が進められています。
韓国・法務省は今回の措置について「外国人観光客の流入を通じた関連産業の活性化や、外国人材の誘致に役立つ」などと期待感を示しています。