「ちょっと時期尚早」屋外での“マスク着用義務”解除も… 韓国
韓国で新型コロナウイルス対策として続けられてきた、屋外でのマスクの着用義務が5月2日に解除されました。街中では早速マスクを外した人の姿も見られましたが、ほとんどの人はマスクを着けていました。
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1日の感染者数が2万人ほどとなり、減少傾向の韓国では緩和の動きが広がっています。
記者(韓国・ソウル、5月2日)
「屋外でのマスクの着用義務が解除されるのは、およそ1年半ぶりです。中には早速、外している方がいらっしゃいますね」
これまで義務とされてきた、屋外でのマスクの着用が、2日に解除されたのです。
未着用の人
「人々の顔や話す姿も見ることができて、笑い顔や泣き顔も見られてうれしいです」
街中では早速マスクを外した人の姿も見られましたが、ほとんどの人はマスクを着けていました。
着用した人
「まだ感染者がたくさん出ているので、ちょっと時期尚早だと思います」
今回の解除はまだ早いという声も聞かれました。
リゾートとして知られる南西部の済州島でも、マスクを着けずに観光を楽しむ人の姿が見られました。
記者(韓国・済州島、2日)
「こちら、済州で森林浴が楽しめる観光地なんですけども、屋外のマスク着用義務が解除された初日、早速マスクを外している人も多くいますね」
しかし、今後も屋内のほか、50人以上が集まる場合は屋外でもマスクの着用が求められます。
韓国政府は早ければ、5月23日から感染者の隔離義務を“勧告”に引き下げる方針ですが、10日に発足する尹錫悦次期政権は早期の規制緩和に懸念を示していて、対応が変わる可能性も指摘されています。