韓国では、感染者が減少していることを受けて、5月2日から屋外でのマスク着用の義務が解除されることが決まりました。

　　　◇

韓国では3月に新規感染者が62万人を超えましたが、4月29日の発表では5万568人で、減少傾向が顕著になっています。

記者（韓国・ソウル、29日）
「韓国では感染者が減少していることを受けて、来週月曜日から屋外でのマスク着用の義務が解除されることが決まりました」

来週月曜日・5月2日からは屋外でのマスク着用の義務はなくなりますが、感染リスクが高い50人以上が集まるイベントやスポーツ観戦などでは、屋外でも着用が求められます。

韓国 金富謙首相
「1人での散歩や家族旅行でさえマスクを外せない。国民のもどかしさや不便さを無視できないと判断した」

ただ、市民からは懸念の声も上がっています。

「解除されても（マスクを）着用すると思う」

「まだコロナになる人が多くて、屋外で外して、かからない保証はないじゃない」

また、尹錫悦次期政権は、今回の決定について「科学的に下した決定か疑問だ」と遺憾を表明し、方針の違いが露わになっています。