感染減少で学校での制限も緩和 修学旅行も… 韓国
感染者が減少傾向の韓国では、教育の現場でも日常を取り戻す動きが出ています。教育当局は、5月1日からすべての学校での活動を正常化すると発表しました。
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感染者が減少傾向の韓国。3月には新規感染者が60万人を超え、世界最悪の水準となりましたが、21日に発表された新規感染者は、9万867人でした。
こうした中、教育の現場では日常を取り戻す動きが出ています。
教育当局は、5月1日からすべての学校での活動を正常化すると発表しました。現在は、禁止されているグループ活動や討論授業について、コロナ前に戻すとしました。
さらに、今まで中止されてきた「修学旅行」については、親の同意があれば宿泊がともなう旅行に参加することができます。
しかし、これには不安の声も上がっています。
保護者
「日帰りではない限り、修学旅行にいくことは親は心配です。(今後の感染対策は)完全に個人任せということですね」
一方、5月に政権が変わる韓国では、マスクを巡り混乱が起きる可能性も出てきました。
韓国 行政安全相
「5月初めに屋外でのマスク着用を続けるかどうか決めます」
政府は、コロナの流行が落ち着いてきたとして、来週から、屋外でのマスク着用の義務撤廃について検討を始めることを明らかにしました。
一方、次期政権側は…
尹次期政権の報道官
「マスクの着用は最終防御線です。屋外のマスク撤廃は、より慎重でなければなりません」
政府は、次期政権の意見も考慮して最終決定するとしています。