日本海側の雪の降り方は徐々に弱まる見込みですが、北陸東部から東北南部にかけては、18日昼頃にかけて、積雪が増えるおそれがあります。

■北陸東部から東北南部で積雪増のおそれ

近畿北部・東海・北陸西部では雪の降り方が弱まってきています。積雪が急増したエリアでは、引き続き除雪作業中の事故には十分に注意してください。

一方、長野県北部から新潟県、群馬県北部、栃木県北部、福島県会津、山形県では、18日昼頃にかけて積雪がさらに増えるおそれがあります。大雪による交通障害には警戒・注意が必要です。

日本海側から山脈を越えた雪雲が関東北部の平地にも流れ込んでいて、18日午前8時には、前橋（群馬）でも積雪3センチを観測し、雪が降り続いています。

【6時間降雪量・18日午前2時～8時・関東】

土呂部（栃木県日光市）13センチ
奥日光（栃木県日光市）12センチ
みなかみ（群馬県みなかみ町）17センチ
前橋（群馬県前橋市）3センチ

【予想降雪量・18日午前6時～19日午前6時・多いところ】

山形県（平地）10センチ、（山沿い）15センチ
福島県（会津平地）20センチ、（会津山沿い）30センチ
栃木県（南部山地）5センチ、（北部平地）8センチ、（北部山地）25センチ
群馬県（南部）5センチ、（北部平地）5センチ、（北部山地）30センチ
長野県（北部）30センチ、（中部）15センチ
新潟県（平地）5センチ、（山沿い）30センチ
富山県（平地）5センチ、（山間部）15センチ
石川県（平地）1センチ（山地）5センチ
福井県（平地）1センチ（山地）5センチ
岐阜県（平地）5センチ（山地）10センチ
三重県（北中部）3センチ
京都府（山地、南丹・京丹波）15センチ、（北部の平地）10センチ

■太平洋側は空気乾燥（18日）

関東から九州にかけては、太平洋側を中心に空気が乾燥するでしょう。25都府県に「乾燥注意報」が発表されています。火の取り扱いには注意が必要です。

【乾燥注意報・18日午前8時】

茨城、栃木（南部）、埼玉（北部、南部）、東京、千葉、神奈川、静岡（中部、伊豆）、三重、奈良、京都（南部）、大阪、和歌山、兵庫（南部）、広島（南部）、山口、香川、愛媛、高知、福岡、大分、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島

■18日の天気・気温

北陸や東北では午前中を中心に雪の降り続くところが多いでしょう。九州、四国、近畿中南部は次第に晴れてくるでしょう。関東平野部は南部を中心に冬晴れとなりそうです。北日本の太平洋側は、午後には晴れてくるところが多い見込みです。日中の気温は、前日より高くなるところが多いでしょう。西日本の厳しい寒さは和らぎますが、引き続き空気は冷たく感じそうです。

【予想最高気温（前日差）季節感覚】

札幌　 0℃（-1）平年並み
仙台　 8℃（＋2）3月上旬
新潟　 5℃（＋2）真冬
東京 11℃（＋1）平年並み
名古屋 9℃（＋4）真冬
大阪　 9℃（＋3）真冬
高知　11℃（＋4）真冬
福岡 11℃（＋6）2月上旬

■週末は大荒れのところも（19日～20日）

週末は、低気圧が発達しながら、四国沖から関東の南、三陸沖に進むため、全国的に天気が崩れるでしょう。

九州・四国は19日朝から雨、中国・近畿は19日昼頃から雨、東海は19日夕方から雨になり、関東でも19日夜には雨が降り出しそうです。

北陸・東北南部は19日夜遅くに雨や雪、東北北部・北海道も、20日未明までに雪の降り出すところが多いでしょう。

20日午後以降は、次第に冬型の気圧配置になり、北陸や北日本で雪や吹雪になるでしょう。北日本では風も強まりそうです。