水道管の取り換え進む 地震に備え耐震性の高いタイプに 全体の約3割で工事完了 坂井市
能登半島地震から3週間余り。被災地では断水の長期化が大きな課題となる中、県内では耐震性の高い水道管への取り換え工事が進んでいます。(1月23日)
坂井市丸岡町では23日、地面を掘り起こして耐震性の高い水道管を埋める工事が行われました。坂井市では取り換えの目安である40年を経過した古い水道管について、震度6強でも破断しないとされる耐震性の高い水道管に取り換える工事を進めています。
これまでに坂井市内の上水道管870キロのうち、およそ3割の区間で取り換えが完了したということです。
■坂井市役所 上下水道課・吉川弘志課長
「今回の能登半島の大地震で、水道管が特に被害を受けている。我々としてもこのような工事を計画的にスピードを上げてやっていきたい」
ところで厚生労働省によりますと県内の耐震管率は18.4%で、石川県の平均(31.6%)や全国平均(27.4%)を大きく下回っています。