「永久に戦争が起こらないように」 福井市戦没者追悼式 若い世代とともに平和祈る 79回目の「終戦の日」
79回目の「終戦の日」を迎えた15日、福井市内で戦没者追悼式が営まれ、若い世代とともに平和を祈りました。
追悼式には遺族などおよそ100人が参列し、黙とうを捧げました。今も世界各地で争いが続く中、遺族らは戦争の悲惨さを強く訴えました。
■参列した遺族(85)
「世界中のあちこちで戦争しているけど、なんで人間はそういうことをするのかなと。今後、永久にそういうことが起こらないようにお願いしたい」
戦争の経験者や遺族でつくる福井市遺族連合会のメンバーは現在1900人あまりで、ここ5年で500人以上減っています。式典には、3世代で参列する人や学生ボランティアの姿もあり、平和への願いを若い世代にも受け継ぎました。
■学生ボランティア(高校3年)
「改めて戦争の悲惨さを感じたし、私たちの世代にも戦争を二度と起こさないようにしようという気持ちを伝えていくべきだなと感じた」
参列者は、この先の未来も平和が続くよう祈っていました。