「車輪を出し忘れた」操縦の80代男性が説明 福井空港での小型プロペラ機胴体着陸
福井空港での小型プロペラ機の胴体着陸をめぐり、操縦していた80代の男性が「車輪を出し忘れた」という趣旨の説明をしていることが分かりました。
■西岡芽生記者リポート
「重さ1・4トンの機体がクレーンで吊り上げられました。調査官たちはしゃがみ込んで機体の状態を確認している」
16日朝から航空機や船舶などの事故やトラブルの際に調査を担当する国の運輸安全委員会の調査官が現地入りし、機体の状態や滑走路のキズなどを確認しました。
■運輸安全委員会事務局・西川輝航空事故調査官
「プロペラの損傷が確認できた。車輪は出ていない状態で滑走路上にあるなぜそういう状態になったのかこれから調べていく」
この事故は15日、福井空港の滑走路に民間の小型プロペラ機が胴体着陸したものです。
国は航空事故が発生する恐れがあった事態にあたる「重大インシデント」として認定しました。
関係者によりますと、操縦していた80代の男性が「レバーを下げ忘れて車輪を出さずに着陸してしまった」という趣旨の説明をしていて、機体にも目立った整備上の問題はなかったということです。
なお、機体が撤去されたため福井空港は17日から利用が再開されます。