奈良の東大寺に米を奉納「お米送り」 福井市の児童たちがコシヒカリの稲刈り取り
奈良県の東大寺に米を奉納する「お米送り」の稲刈りが14日、福井市内で行われ、子どもたちがたわわに実ったコシヒカリを手作業で刈り取りました。
「お米送り」は福井市南部の上文殊地区が、かつて奈良の東大寺に米を奉納する荘園「糞置荘(くそのおきしょう)」だったことが由来の伝統行事です。
14日は、地元の小学生15人が、当時の農民をイメージした衣装を身にまとい、たわわに実ったコシヒカリの稲を鎌を使って刈り取っていました。
児童
「稲が倒れてたりしてるところがあって、根っこや切るところを探すのが難しかった」
児童
「歴史が知れてよかった。私たちも いっしょに伝統を守りたい」
刈り取ったコメは、10月15日の東大寺の秋祭りで奉納されるほか、小学校の調理実習でも利用されるということです。