新幹線駅はJR東小浜駅の西側に 敦賀ー新大阪間、国土交通省が設置案 来年度「事項要求」で整備費盛り込む
北陸新幹線の敦賀ー新大阪間で小浜市内に設置される新幹線駅の場所が明らかになりました。また、国土交通省は来年度の概算要求で金額を示さない「事項要求」で整備費を盛り込みました。
北陸新幹線の与党整備委員会では27日、国土交通省から新幹線小浜駅の場所の案が示されました。設置されるのはJR小浜線・東小浜駅の西側で、舞鶴若狭自動車道の小浜インターチェンジから南東に道なりに1キロほどの場所です。
地元からは延伸への期待と早期着工を望む声が聞かれました。
■小浜市民
「早くつながってほしい。決まってうれしいし、県外とか他のところからたくさんの人が来て、福井県とか小浜市がにぎやかになればいいなと思う」
また会合では、国の来年度予算の概算要求について、敦賀ー新大阪間の建設費は金額を示さない「事項要求」として計上することを決議しました。
■稲田朋美衆議院議員
「この段階で事項要求をしていくということが令和7年度の着工、そして認可に向けて大きな弾みになった」
■滝波宏文参議院議員
「着工がいよいよ来年度にされていく日程に入ってきた。この夏は満点で通過できたかと思う」
また、本来は認可後に行う事前調査に関する事業費も3年連続で盛り込んでいて、他の整備新幹線も含む「建設推進・高度化事業」として、19億2300万円を計上しています。
来年度は用地確保に向けて登記簿を取得し、着工後に取得が難航しそうな場所を把握する他、ボーリング調査で発生土の成分を調べて受け入れ場所の確保を目指します。
与党は年内にルート案を1つに絞り、来年度中の認可・着工を目指すことにしています。