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雨水を貯め 災害時にトイレの洗浄に活用 福井の大学などが壁掛け式のタンクを開発

2024年10月25日 16:25
雨水を貯め 災害時にトイレの洗浄に活用 福井の大学などが壁掛け式のタンクを開発
雨水をため中で循環 きれいな水を災害時トイレ洗浄に活用(25日午前10時福井市)

災害時に活躍が期待される新しいアイテムです。雨水をためる壁掛け式のタンクが登場し、地震など断水した際にはトイレの洗浄に活用できます。

記者
「ホースから出ている水 実はタンクにためた雨水」

この壁掛け式のタンクは、雨どいなどを製造する東京都の企業が福井工業大学と共同でおよそ3年半をかけて開発したもので、雨水をタンクの内部で循環させて、最大100リットルのきれいな水を貯めることができます。2~3ミリの雨が30分降ればきれいな水になるということです。

石川県能登地方では地震や大雨による長期間の断水で、衛生状態の悪化が深刻な問題となっています。

こうした中で、雨水タンクは11月から販売を始めます。

■福井工業大学 環境食品応用化学科 笠井利浩教授
「日常的に雨を貯めておくと、手を洗うさいも使える 地震だけでなく水害にも役立つ」

タンクに貯めた雨水は、満タン状態ですと、節水式のトイレで20回くらい使用できるということです。

最終更新日:2024年10月25日 19:11
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