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モニュメントにお賽銭? 宇宙戦艦ヤマト“佐渡酒造”に珍現象 敦賀駅前商店街

2024年4月16日 18:55
モニュメントにお賽銭? 宇宙戦艦ヤマト“佐渡酒造”に珍現象 敦賀駅前商店街
佐渡酒造のモニュメント

北陸新幹線の延伸で当面の終着駅となった敦賀駅には、多くの観光客が訪れ、にぎわいを見せています。こうした中、駅前の商店街に並ぶおなじみのモニュメントに不思議な現象が起きています。

銀河鉄道999のメーテルや宇宙戦艦ヤマトの主人公・古代進(こだい・すすむ)の2ショット。敦賀駅から気比神宮にかけての歩道には、銀河鉄道999と宇宙戦艦ヤマトの28体のモニュメントが並んでいます。

1999年に敦賀港開港100周年を記念して設置され、新幹線開業に合わせて歩道の幅を広げた際には色も塗り直されました。フォトスポットにもなっていますが、このうちの1体に不思議な現象が起きていると言います。

■リポート・藤原百花記者
「あれが例のモニュメントですね。一見変わったところはないようですが…、お椀の中に小銭が入っています」

宇宙戦艦ヤマトに登場するキャラクター佐渡酒造(さど・さけぞう)。無類の酒好きの医師で、左手には一升瓶、右手にはお椀を持っています。このお椀の中におさい銭のごとく小銭が入れられていくというのです。

近くでカメラを構えて待機してみると、写真を撮ったり頭をなでたりする観光客が。さらに待ってみると…、小学生がおもむろにおわんに小銭を入れました。ワケを聞いてみると…。

■小銭を入れた小学生
「神様的な感じかなと。みんながお金を入れてたから自分も入れようかなと」
■小学生の母
「何か良いことがあると良い」

小銭は入れないまでも、おわんの中に気付いた人たちが不思議そうにのぞき込む姿も。

■京都からの観光客
「松本零士さんが亡くなったから、お金を入れて拝んでいるんだと思った」

小銭は駅前商店街の組合で管理しています。数年前から入れられるようになり、開業してからは一気に増えたそうです。

■小銭を管理する土産物店の店主
「小学生のお子さんから年配の方まで年齢はさまざま。銅像の改修とか、きれいにしたり。フラワーポットも置いたので、お花の維持管理とか空間、道をきれいにする費用に充てられたら」

一升瓶を抱え、どこか憎めない表情のモニュメント。新幹線開業で活気づく敦賀の新たな名物になっているようです。

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