福井駅前南通り地区解体前に 不用品をフリーマーケットで販売
新幹線開業を機に次々と再開発が進む福井駅前のエリア。南通り地区では今年秋にも建物の解体が始まる見込みで、立ち退きの準備で出た不用品をフリーマーケットで販売しています。
記者
「立派な五月人形は5000円。こちらのタンスも5000円。龍が掘り込まれたついたてはなんと1000円。」
ずらりと並んだ商品は、立ち退きを予定している福井駅前南通り地区の店や住宅にあったものです。
今週から平日の午前中に、駅西口のハピリン近くにあるビルの1階で、フリーマーケットを開いて販売しています。
藤の屋文具店 内藤秀信さん
「これはうちの不良在庫 便箋が嫌になるくらいある。600冊?1000冊くらいあるのではないか。学習帳もまとめて売ろうかなと思っている。」
販売会場には通りすがりの人たちがふらりと立ち寄ります。
訪れた人
「気になったので。ここを通ると窓から見える。」
こちらの女性は2回目の来店。
「おとといは子どもの掛布団と敷布団のセット一組と、電球を1箱。きょうは羽のない扇風機と茶碗。結構良いものが置いてあるね。」
内藤秀信さん
「みなさん商売をしていたので、贈答品とかいろいろもらったものがあって、使わないまま新品のままずっと持っていた。これから少し場所を空けて、趣味性の高いオーディオとか模型とかキャンプ道具とか、そういったものがこれから増えてくると思う。」
ところで、南通り地区の再開発は3つのブロックに分かれていて、全ての事業が完了するのは2028年3月以降となる見通しです。
土地の権利変換に関する手続きなどを経て、早ければ今年秋にも3つのブロックのうち2つのブロックで建物の解体に着手するということです。