「平年並み」か「多い」見込み 今シーズンの積雪量 新幹線駅へのアクセス道路で除雪体制強化 除排雪車の追加導入なども
今シーズンの積雪量は「平年並み」か「多い」見込みです。県では今シーズン、新幹線駅へのアクセス道路の除雪体制や立ち往生対策を強化します。
県庁で5日、雪害予防対策協議会が開かれ、県や関係機関が今シーズンの除雪体制などを確認しました。毎年冬場の雪道の安全対策がテーマとなる中、県は新たに新幹線駅へのアクセス道路を最重点除雪道路に指定しました。
最重点除雪道路は、積雪が5センチを超えると直ちに除雪するルートで、芦原温泉駅に続く1.3キロと福井駅東口のロータリー、それに敦賀駅東口へ続く0.7キロのアクセスを確保します。
また、県は除雪本部を経由せずに現場から除雪業者に必要な指示を出せるよう、現場の職員にタブレット端末を配備して、スピーディーな除雪につなげます。
ところで、最近の局地的な大雪で問題となっている立ち往生を巡って、国土交通省と高速道路を管理するネクスコ中日本は、除排雪車を新たに10台を導入する他、道路設備も充実させています。
■リポート 平田航大記者
「ゆるやかな上り坂となっているこちらの道。スタックが相次いでいることから、今年から切れ込みを入れる舗装を施しました」
立ち往生が多発しているあわら市の国道8号の県境付近では、200メートルにわたって、路面に凍結を抑える舗装を施しました。また北陸道では、金津インターと丸岡インター近くの中央分離帯に取り外し可能なガードレールを追加で設置しました。事故が起きた際には、後続車が反対車線から迂回できるようになります。
雪のシーズンを前に、県は早めのタイヤ交換をはじめ、車にスコップを積んでおくなど、あらかじめ対策するよう呼びかけています。