ナシやカキなどに被害拡大懸念 果樹カメムシに対する注意報発表 今シーズン初
県内でナシやカキなどに被害をもたらす「カメムシ」が増えていることから、県は7日、 今シーズン初めて果樹に対する注意報を発表し、生産者に防除対策を呼びかけています。
県農業試験場によりますと、場内の果樹園にカメムシの捕獲装置を仕かけたところ、ナシやカキなどの果樹に被害をもたらす「チャバネアオカメムシ」と「クサギカメムシ」の捕獲数が平年に比べ2割ほど多くなりました。
これらのカメムシは、袋がけしてあるナシや、カキなどに、鋭い針を突き刺して果汁を吸いとり、実が落ちたり品質が低下したりするということです。
気象台によりますと、この夏は猛暑で、果樹カメムシ類の活動に好条件が続くとみられます。
このため農業試験場は7日に注意報を発表し、生産者に対し、圃場の見回りや農薬を散布するなど防除の徹底を呼びかけています。