【花粉】今シーズンは6割増の見込み 飛散量調査始まる 暖かい日が続き飛散早まる可能性も こまめに情報チェックを
県内は連日、春を感じさせる陽気が続く中、福井市にある県衛生環境研究センターでは、1月20日から屋上に設置した機器で花粉の飛散量の調査を始めました。民間の気象予報会社ウェザーニューズによりますと、去年の猛暑の影響でスギの雄花の形成が促され今シーズンの北陸地方の花粉の飛散量は平年に比べて6割ほど多くなる見込みです。
花粉の飛散量の調査は、ワセリンを塗ったガラスの板に付着した花粉の数を顕微鏡を使って数えるもので、22日現在、まだ飛散は確認されなかったということです。
■県衛生環境研究センター 上嶋明子主任研究員
「現段階はスギ花粉の飛散の開始は確認されていない。関東のほうでは平年よりも早いスギ花粉の飛散の開始が確認されているので、念入りに観測作業をしている」
県内では、例年2月中旬から花粉の飛散が始まりますが、22日も各地で最高気温が10度を超えていて、このまま暖かい日が続くと花粉の飛散が早まる可能性もあることから、県ではこまめに情報を確認し予防に役立てて欲しいと呼びかけています。