マンモス化進み小学校を2校に分割へ 福井市森田地区 中学校の校舎も小学校に
福井市北部の森田地区では急激な人口増加に伴って2027年度から小学校を2つに分けて適切な教育を確保する計画で、10日に初めての準備委員会が開かれました。
森田地区では人口増加により森田小学校の児童数は今年度およそ1100人に上り、教育活動に支障が出る状況となっています。
こうした中、福井市は2027年度までに学校を2つに分ける計画で、準備委員会では今後のスケジュールなどを確認しました。
2校化によって森田地区の小学校がどのように変わっていくかをみます。
まずは校舎。現在の森田小学校はそのまま活用。2026年度に九頭竜中学校が開校した後、現在の森田中学校を1年間閉鎖し、改修を行って新たな小学校とする方針です。
次に通学区域の分け方。児童数が均等になるように主に自治会単位で分けます。ひとつは石盛町や八重巻町など、もうひとつは栗森や東森田などを予定しています。
最後に想定される児童数です。開校時の2027年度には現在の森田小学校に676人。森田中学校の後にできる新たな小学校に499人。
およそ半分に分けて学校規模の適正化につなげる考えです。
それぞれの学校名については今年度中に決める予定で、校歌や制服なども決めていくことにしています。