誰一人取り残さない社会へ 子ども食堂など助成団体から事業報告 県社会福祉協議会「福井県まごころ基金」

助成団体による事業報告=25日午後1時半、福井市内
物価の高騰が家計を苦しめる中、県社会福祉協議会は今後も子ども食堂などへの助成活動を続けることで、誰一人取り残さない社会の実現を目指します。
県社会福祉協議会では、寄付金をもとにした「福井県まごころ基金」を設立し、毎年、地域で福祉事業を行う団体への支援を続けています。今年度は6つの団体に対して、合わせて89万3000円の助成金を贈っていて、25日はそれぞれの団体から事業内容について報告がありました。
このうち「こども食堂」の運営団体からは物価が高騰する中、食堂で提供する料理に使う食材などの購入に助成金を活用することで、生活に苦しむ世帯をサポートできたことが報告されました。
「福井県まごころ基金」は1991年の設立以来、のべ1001団体に合わせて1億7000万円余りを助成金として贈っていて、県社会福祉協議会ではサポートの機会を増やし、誰一人取り残さない社会の実現につなげたいとしています。
最終更新日:2025年3月25日 10:08