雇用調整助成金を不正受給、5400万円超 福井市の美容業「LCM」 すでに一部を返還、全額返還の意思示す
福井労働局
エステサロンなど美容業を営む福井市のLCMが、新型コロナウイルス対策の国の雇用調整助成金5424万円余りを不正に受給していたことが分かりました。
福井労働局によりますと、令和2年4月から令和5年3月までに、合計34回にわたって、業務を続けているのにも関わらず、休業したとするうその書類を申請し、不正に受給したものです。この助成金は、コロナ禍での従業員の休業手当の一部を国が補填するもので、同社はすでに一部を返還し、残りについても全額を返す意思を示しているということです。
なお、県内での雇用調整助成金の不正受給はこれで23件、合わせて19の事業所に上っていて、福井労働局では引き続き調査を続けています。