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JA福井県「コメの高値は年内いっぱい続く」 コシヒカリの買取価格“引き上げ” 店頭価格は10キロで5割以上アップか

2024年8月26日 18:57
JA福井県「コメの高値は年内いっぱい続く」 コシヒカリの買取価格“引き上げ” 店頭価格は10キロで5割以上アップか
記者会見する宮田幸一会長=26日午後2時ごろ、県農業会館

コメの品薄状態が続く中、JA福井県はコシヒカリの買い取り価格を1俵(60キロ)あたり1万7200円に引き上げました。店頭価格は10キロで5割以上のアップが予想され、高値は年内いっぱい続くと見込まれます。

■県JAグループ 宮田幸一会長
「コメがない端境期にコメがないので影響が出ている。(高値傾向は)今年いっぱい続いていくだろうと(思う)。今の在庫の状況を見ていると」

去年の高温障害で、コメの流通量が減る中、インバウンドに伴う外食需要の高まりで品薄が続くコメ。

JA福井県は26日、理事会を開いて、農家からコメを買い取る価格の前払い金“内金”の引き上げを決めました。

主力のコシヒカリ以外では、いちほまれが1俵(60キロ)あたり1万8600円と4500円ほど引き上げました。

県内のコメ卸業者によりますと、新米コシヒカリの店頭価格は10キロあたり6000円前後で、去年より5割から7割のアップが見込まれます。

■県民
「苦しいです。コメの値段が高いので、食べる量を減らしたり」
「どこに行ってもなくて、みんな探し回っている感じ」

県内では、早生(わせ)のハナエチゼンの新米の販売が始まったものの、品薄の状態はコシヒカリの収穫が本格化する9月中旬まで続くとみられます。

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