福井市 伊自良たまごが破産開始 飼料高騰で経営悪化か
福井地裁が伊自良たまごの破産開始決定
福井市の養鶏業伊自良たまごが飼料代の高騰などで経営が悪化し、20日に破産開始決定を受けました。負債総額は4668万円とみられます。
民間の信用調査機関東京商工リサーチによりますと、福井市大和田の伊自良たまごは1961年に創業し、美山地区の自然豊かな環境のもとで養鶏場を構え、栄養価の高い良質な卵を生産し、食品スーパーや直売所などに卸していました。
また2020年に法人化し、去年10月には坂井市春江町のゆりの里公園内にカフェをオープンするなど、積極的な展開を見せ、2023年10月期には3000万円の売上がありました。
しかし、養鶏場の経営では採算の確保に苦労していた上に、飼料などが高騰したことで収益環境がさらに悪化したということです。
こうした中で伊自良たまごは今月5日に福井地裁に破産を申請し、20日に破産開始決定を受けました。負債総額は4668万円とみられています。