舞鶴若狭自動車道全線開通から10年 経済波及効果は約5100億円 代替路機能発揮も
舞鶴若狭自動車道が今年7月で全線開通10年を迎え、NEXCO中日本では経済波及効果は約5100億円にのぼるとしています。
舞鶴若狭自動車道は北陸道の敦賀ジャンクションと中国道の吉川ジャンクションを結ぶ総延長161.8キロメートルの高速道路で、敦賀ジャンクションと小浜インターチェンジ間の開通から7月でちょうど10年を迎えました。
NEXCO中日本によりますと、全線開通による輸送コストの低下で、販売量が増加し所得も増加するなど、経済波及効果は10年間で約5100億円としています。
また沿線市町に141の企業が進出し、就業者数は沿線3府県で約3300人増えたということです。
さらに沿線の観光地では観光客の入込客数が軒並み増えたほか、豪雨などの災害で国道27号が通行止めになった際には代替路としての枠割も果たしてきました。
一方で敦賀・舞鶴間はほぼ2車線の対面通行状態で、4車線化工事の進展が期待されています。