観光客受け入れ準備OK 「越前がに」ゆで場の安全点検 資源量は過去10年で最高水準 県水産試験場「安定した漁獲が見込まれる」
坂井市三国町の飲食店では5日、カニのゆで場の安全点検が行われ、越前がに目当てにやってくる観光客らを受け入れる準備が進んでいます。
嶺北三国消防署では、越前がに漁の解禁を前に毎年、カニを提供する町内10の飲食店や旅館で設備の安全点検をしています。署員は、消火器が設置してある場所や店の外にある煙突に損傷がないかなど、合わせて15のポイントを念入りにチェックしていました。
■飲食店のオーナー
「火がないとカニがたけないけど、火が一番怖い。消防の点検でOKが出たということで、今年もカニの仕事ができる。新幹線も開業したので、たくさんの人に来てもらって、たくさんの人にカニを味わってもらいたい」
県水産試験場によりますと、新幹線開業後初めてのシーズンは、越前がにの推定の資源量が過去10年で最も高い水準となっていて、安定した漁獲が見込まれるということです。