×

越前がにの漁獲枠が2割拡大 資源回復進むも安定供給へ漁師が対策続ける 漁解禁は11月6日

2024年10月4日 14:42
越前がにの漁獲枠が2割拡大 資源回復進むも安定供給へ漁師が対策続ける 漁解禁は11月6日
越前がにの漁獲枠が2割拡大 手ごろな価格を期待

冬の味覚の王者「越前がに」は今シーズンの漁の解禁までおよそ1か月。漁獲の自主規制などで資源量は順調に回復していて、今シーズンの漁獲枠は昨シーズンより2割ほど拡大されます。

ズワイガニの漁獲枠は毎年国から割り当てられていて、福井県は昨シーズンより86トン多い541トンとなりました。

これは資源量の回復が進んでいるためで、今シーズンの漁獲枠は過去10年間で最大です。

なかでも豊漁だった2022年度は、解禁からわずか10日あまりで割り当てられた漁獲量の半分近くに達し、漁獲制限に入ったため、年末には価格が高騰しました。

漁協などによりますと今シーズンも豊漁が予想され、新幹線県内開業後初めて迎えるシーズンのにぎわいが期待されます。
このため、県や漁協などでは価格の高騰を避け、シーズンを通した供給を目指したいとしていて、「操業時間を制限する」「小さなカニは海に放す」など対策を続ける方針です。

越前がに漁は来月6日に解禁となりメスのセイコが年内いっぱい、オスのズワイガニは来年の3月20日まで漁が続けられます。

北陸新幹線開業後初めて迎えるカニのシーズン。大きなにぎわいが期待されます。

    一緒に見られているニュース
    福井放送のニュース